第三話:『杏仁ビール』


俺はビールが好きです。
でも宴会で飲まされるビールは嫌いです。若いって大変です。
そんなワケでお次はビール。
ですが杏仁霜が溶けにくいというのは杏仁コーヒーで実証済みですので、手法を変えましょう。




軽量カップに杏仁霜。





そして熱湯を注ぎます。



そう、こうすればどんな飲み物とも混ぜる事ができるのです! 頭いいね俺!
命名、『The 杏仁汁』。 頭悪いね俺!




なんか少し湯気が出てます。



流石に湯気が出ている中にビールを注いだら炭酸が抜けていってしまいます。
なのでここは氷を放り込んで急冷。
ビールはアサヒなのにグラスがキリンなのは流すべし。
さあ、早速注いでみましょう。




なんか妙な色です。



妙な色の上にあわ立ちが悪い。
きめ細かい泡の代わりに妙に大粒な泡。
何より濁って見えるのは目の錯覚か。
なんかオレンジカルピスみたいですね。




ぷっはー、微妙。



グイッと行きましたよ、グイッと。
思っていたよりいけました。
勿論杏仁霜のせいで甘くなっているんですが、その甘さに違和感がないのです。
これはビールにもコーンスターチが入っているお陰でしょう(杏仁霜にもコーンスターチが入っている)

で、ビールを飲んだ後はついつい「カーッ」とか「クゥー!」とか言いますよね?
俺だけ? いやそんな事はない。あの「カーッ」で喉越しの良さを見極めるのですよ。
それで飲んだ後なんですが、ビール独特のホップの爽快感はなく、杏仁の香りが突き抜けて来ます。
ホップが完全に負けちゃってるんですよね。



▼総評
決してマズイ物じゃない。でもウマイとも感じない。
みことんならきっと気に入るはずですよ。


評価  :★★★★★★☆☆☆☆
杏仁度:★★★★★★★☆☆☆


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