さて、『杏仁クライシス』を読んで頂いた方ならもう知っているであろう『杏仁コーヒー』です。 つくり方は簡単で、少量コーヒーに混ぜるだけ。 これは杏仁霜の料理例にも載っているんですが、作中では「不味い」という事にしました。 だって何かまずそうだもの。では実際に作って確かめてみましょう。 ![]() 別名アーモンドエッセンス。 原料は甜杏仁、ショ糖、コーンスターチ等。 当たり前ですが封を開いた途端に杏仁の香りが漂ってきます。 ![]() 杏仁霜、投入。 家にコーヒーサーバがあったはずですが、どこかに行ってしまいやした。 なのでインスタント。庶民の味、インスタントコーヒーでござい。 ![]() お湯を注いで完成。 見た目には何の変化もないです。ツマラン。 で、早速飲んでみると……仄かに甘いです。 これは糖分を含んでいるからそれはそうでしょうね。 あと肝心なのは風味。 アーモンドエセンスというだけあって杏仁の風味は強烈です。 だけどコーヒーだって自己主張の強い飲み物。 どうした事か、風味が半々になっているのです。 コーヒーに集中すればコーヒーが楽しめ、杏仁に集中すれば杏仁を楽しめる。 そんな感じなんですが、決して仲良くコラボレートしているワケではありません。 表面上は仲良くしていて、裏では陰口の叩きあいみたいな関係です。 ![]() なんか粒残ってるよ? カップに残った粒はどうやらコーヒーではなく、溶けきらなかった杏仁霜のようです。 そういえば熱湯でよくかき混ぜないと溶けないと書いてありました。こりゃウッカリ。 ▼総評 まずいよ、コレ。 いや、杏仁好きの美琴さんなら好きになれるかもしれないけど、俺には無理でした。 少なくとも、もう一度飲みたくなる物じゃないです。 評価 :★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 杏仁度:★★★★★☆☆☆☆☆ |