<あとがき>
-愛することが罪なら-
 
 

 
 
 まずは読了ありがとうございます。
 今回は真面目な滝です。ごきげんよう。
 
 今作のテーアはずばり『愛』、そしてレイニブルーのような姉妹危機。
 作中、乃梨子は自らの気持ちを『同性愛』と認識してる部分がありますが、同性愛とは同性を性的愛情の対象とすること。同性を好きになることを同性愛と捉えられがちですが、それは定義とは外れています。
 さて、この話の冒頭や終章のタイトルで触れている『名も無き愛』というのは、一体何だと思いますか?
 この話は同性愛をテーマにしたものなのか、それとも邪心なき一途な愛、すなわち純愛をテーマにしたものなのか。そこは読み手であるあなたの感受性に因るところであります。
 同性愛だと思うのなら、二日目の夜はそりゃもう乃梨子が(不適切表現により省略)で、後日それに慣れてきた志摩子さんは(同じく不適切表現)で、すごいことになっているでしょう。違って純愛なら愛することは罪ではないし、同性同士だからこそ純粋に愛し合うことができる。それこそがマリみてで描かれる愛ではないでしょうか。
 純愛の場合ならなら二日目の夜は何して夜更かししてたねん? とツッコまれそうですが、多分ひたすら健全にイチャイチャしていたんだと思いますよ。昔の偉大なアーティストも言っています。『愛を語るより口づけを交わそう』と。
 ……とか言いつつ、自分は18禁でガチ百合なマリみても大好きですけどね!(ダメだコリャ
 
 さて、今作は非常に難産なお話でありました。自分を叱咤しすぎて、勝手に凹んでいることもよくありました。
 しかしそんな所を励ましてくれたのは、温かいWEB拍手でのコメント。まだ大して情報も出していない時から、今作に対する応援メッセージを頂きまして、何度も読み返しては「もっと頑張ろう」と、心を熱くさせていました。
 
 今作、若しくは他の作品に対し温かなコメントを沿えて下さった方々に、最大級の感謝を。
 もしこの作品で、他の作品で、笑いなり感動なりまったりなりしていただければ、小生は文章書きとして、ここに在る意味を見出すことができます。
 
 それでは、また会う日まで。
 ごきげんよう。
 
 

 
 
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