■ ないとめあ
 
 
 
 
この話は、とある新月の夜に、ノッポの美女が、親しい先輩と中野で食事をした後、
その人の家にやって来て降り懸かった災難と、そのとばっちりを受けまある同棲中のカップルのお話。

「…お姉さま?」
「なに、可南子?」
「何をしてるんですか?」
「何って、ベッドで寝てるだけじゃない」
「それは判ります。あたしが言いたいのは、その横の、妙に誰かさんに酷似した人形の事です」
「あぁ、いつか乃梨子ちゃんのおばさまから祐麒がもらった抱き枕を作ったメーカーに可南子の写真送って、作ってもらったの」
「それ、ただの抱き枕じゃないでしょ?」
「うん!!」
「やめて下さい。あたしにはそっちの趣味はありません。しかもちゃんとした彼氏がいるの、お姉さまも知ってるでしょうが!?」
「でも、それとこれは別だもん」
ガクッ
「特にここなんか、すごく振動するんだよ?」
ブチッ
「…そうですか、判りました。お姉さまはその可南子さんと一緒に寝てください。
あたしは身の安全を保証出来る場所へ行かせて頂きます!!」


「で、出て来たは良いが、まず転がり込もうとした松岡君が実家に帰ってること思い出して、我が家に来たのね?」
「祐麒さん、乃梨子、ごめんなさい。由貴、明日には戻ってくるから、一晩泊めて?」
「それは構わないけど。祐麒は?」
「俺も構わないよ。可南子ちゃんなら信頼できるし」
「2人とも、ありがとう」

「それにしても、お姉ちゃんったら、鯨さんのサイトじゃ表現できないぐらい危ないものを所持してたのね…」
「弟としても、これ以上は道を踏み外して欲しくないなんだが…」
「あぁ、今からでもロザリオを返したくなって来た…」
「「「ハァァァ……」」」



おまけ…イヤ、サービス(笑)


「ハァハァ…」
「お、お姉さま?」
「ハァハァ…」
「お、大姉さま?」
「「鯨ちゃん、あたしたちとイイことしましょうね〜〜」」
「キャウ〜ン」

 謎の2人(?)、赤星鯨を捕鯨(爆笑)









あとがき

不意にネタの神が降りてきたのは良いんですが、汚れ過ぎですね。
川菜設定では、祐巳は酔っ払うと変態さんに成り下がります。
あて作中に可南子の彼氏としてオリキャラを出しましたが、本当は彼との馴れ初め話をお送りした後に出す予定でした。
ただ、その話ってのが例の忘却に行った作品なんで、先に出す事になりました(苦笑)
ちなみに名前は某女性声優さんから拝借(以前、新幹線でご一緒になりましたが、めっちゃチャーミングで、いいお姉さまです)
最後に、サービスに登場した2人は架空の人物です。架空ったら架空です!!
 
 

 
 
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...Produced By 川菜平太