■ こころがつながってれば
 
 
 
 
「お姉さま、なにかありました?」
一緒に毛布にくるまっていた日出美の言葉に、真美はピクリッと反応する。
「……なんで?」
「普段より、優しくなかったから」
そう言うと、日出美はわざとらしく腰をポンポンと叩く。
普段では考えれないような、激しい愛し方だったのは確かだ。
「ちょっとお姉さま関連でね……」
「締め切りを破りそうになったんですか?」
「そんなのだったら、こんなに怒ってないわ」
そう言うと、真美はベッドのそばに置いていた携帯を操作する。
「これよ……」
「……ちょっとヒドいですね」
三奈子のHPが表示された画面を見て、日出美も苦い表情をする。
そこには『早乙女ひよりのパクリ作家』と言う批判がズラッと並んでいた。
「ふざけるんじゃないって感じよね。お姉さんの方が先にデビューしてるのに。それに、どれだけ考え、苦しみながら書いてるのか」
「そうですよね。でも、悔しいですが、世の中の人は有名になったほうが正義ですからね」
そう言うと、日出美は腕を真美の頭にまわし、自分の胸元に寄せる。
「でも、あたしたちが信じていれば、三奈子さまはこんな批判に絶対に負けませんよ」
日出美の胸に抱かれるかたちのまま、真美は「そうね」とだけつぶやいた。
 
 
 
 
 
 
言い訳
 
二人がまっぱ(裸)かどうかはみなさんの欲望にまかせます(笑)
はい、関西マリみて作家飲み会関東支部員2号・川菜平太です。(ちなみに1号はカーリー)
今回のは、とあるとこで見掛けた作品批判をネタに書かせて貰いました。
詳細に関しては言いませんが、批判の内容、文面が個人的に『ファ○○!!』な内容だったので、『作家』同様、新聞部姉妹をキーにして書いてみました。
まぁ、こんなんがある度思うのは、批判と批評は紙一重だなぁってことですね。
批評や感想をもらうのは嬉しい事なんで、なにか言いたい事があれば、うちのサイトのブログのコメントやメールへお送りください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おまけ
 
 
真美と日出美がイチャついている頃。
「あたしとひよりんの作風、似てないと思うけどね」
「ですよね。ミナ姐のほうがこう、なんていうんか、艶っぽいですもんね。うちの場合、キスとかの場面なんか照れてもうて、描写がライトになるもん」
「「つうか、ジャンルが違うじゃん(やん)ね〜」」
当事者同士、爆笑しながら飲んでたりする。
 
 

 
 
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